菓子大手ロッテホールディングス(HD、東京)は24日、東京都内で定時株主総会を開き、重光昭夫会長の取締役解任を求める株主提案を否決した。昭夫氏の兄の重光宏之前副会長が提案。韓国前大統領への贈賄罪で昭夫氏の有罪が確定したことを理由としている。
昭夫氏は昨年10月、韓国の朴槿恵前大統領への贈賄罪に問われ、同国の裁判で執行猶予付き有罪判決が確定した。その後も韓国ロッテグループの会長を続け、日本では今年4月にロッテHDの副会長から会長に昇格している。
宏之氏は平成27年に副会長を解任されて以降、株主総会のたびに役員選任などを提案し、否決されている。