共同通信社は、7月5日投開票の東京都知事選について電話世論調査を26~28日に行い、取材結果も踏まえて情勢を分析した。再選を目指す現職の小池百合子氏(67)が他候補を引き離して優勢となっている。元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)が追い、元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)=維新推薦=が続く。諸派でNHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(52)=N国推薦=ら18人も立候補しているが、広がりを欠く。約3割はまだ投票先を決めておらず、情勢が変わる可能性がある。
知事選への関心を聞いた質問では「大いにある」が36・4%、「ある程度ある」が51・2%だった。
調査は、都内の有権者を対象にコンピューターで無作為に発生させた番号に電話するRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。有権者がいる世帯にかかったのは1457件で、うち1030人から回答を得た。