【外信コラム】ポトマック通信 困難時の心遣い

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密室での新型コロナ感染を避け、バーの店外で飲食を楽しむ人々=6月22日、米ニューヨーク(AP)

密室での新型コロナ感染を避け、バーの店外で飲食を楽しむ人々=6月22日、米ニューヨーク(AP)

 新型コロナウイルス感染の「第2波」が懸念される中、長引くリモート勤務で人とコミュニケーションをとる機会が以前に比べ各段に少なくなってしまった。電話やメールで連絡を頻繁にしているつもりでも、直接会う機会に比べるとコミュニケーション量はぐっと減る。

 食料品などの買い出しでたまにスーパーに出かけても、マスクをしていては最低限のあいさつなどしかできないため、話をしたという実感はわいてこない。

 そうした中で、一通のメールが届いた。私の住むマンションの住人からのもので、病欠しているマンションのコンシェルジュにお見舞いを贈ろうと呼び掛けているものだった。

 朗らかで誰にでも明るく接してくれていたコンシェルジュなので、顔は覚えていたが、病気だったとは知らなかった。

 そういえば、このマンションでは新型コロナの感染拡大がひどい時期に、医師や看護師ら医療の最前線で働いている人々をたたえるため、住民がベランダに出て拍手を送ろうと呼び掛けたことがあった。

 ともになかなか日本ではありえないことだなあと思いつつ、コミュニケーションの難しい時期においても他人を思いやる心遣いを忘れない米国人の優しさに心打たれた。(住井亨介)

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