外食チェーン大手のペッパーフードサービスが主力の「ペッパーランチ」事業を、国内投資ファンドJ-STAR(東京)に売却することが2日、分かった。売却額は80億円程度とみられる。売却で得た資金で、もう一方の主力事業「いきなり!ステーキ」の立て直しを急ぐ。
当初、有力な候補だった食肉卸大手のエスフーズなどによる連合は、条件の折り合いがつかなかったもようだ。
ペッパー社は事業の立て直しのため、手元資金の調達を急いでいた。2019年12月期連結決算は、売上高が675億円、純損益は27億円の赤字だった。