香港民主派が米公聴会で証言 中国へ圧力求める





「香港にも中国共産党の暴力が迫っている」と危機感を募らせる李卓人氏=香港・六四記念館((藤本欣也撮影)

 【香港=藤本欣也】香港民主派の元立法会(議会)議員である李卓人氏(63)と羅冠聡(らかんそう)氏(26)らは1日、米下院外交委員会の公聴会にオンラインで出席し、「香港国家安全維持法」の導入を強行した中国への圧力を強化するよう求めた。

 香港で6月30日に施行された同法では、中国への制裁を外国に求める行為を禁止しており、今後、李氏らが同法違反の疑いで逮捕される可能性がある。

 ただ、香港メディアは2日、羅氏は同法の施行前に香港を離れていたと報じた。

 李氏は、1989年の天安門事件の追悼集会を香港で主催する民主派団体の代表を務めている。

 李氏らは公聴会で、「(一国二制度が崩壊した)香港は一国一制度による第2の中国返還を強いられている」「香港は中国の一都市になってしまった。香港に自治が認められているという幻想を抱いてはならない」などと証言、「中国に最大限の圧力をかけるべきだ」と訴えた。



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