神社で賽銭(さいせん)盗などを繰り返したとして、大阪府警泉南署は3日、窃盗容疑などで、いずれも府内在住の無職少年(18)と大工の少年(17)を逮捕、送検し、11件(総額約1万1450円相当)の被害を裏付けて捜査を終えたと発表した。2人は容疑を認め、「これまでに100件ほどやった」と供述しているという。
送検容疑は平成30年11月から今年5月、岬町や同府阪南市にある神社で、賽銭箱から現金を盗むなどしたとしている。
同署によると、2人はバイクで神社や寺などをめぐり、防犯カメラ対策として服を着替えたり、フードをかぶったりして変装していた。5月25日未明、同署員が岬町内の神社で警戒していたところ、2人が現れて賽銭箱から現金を取り出したため、逮捕していた。
2人は以前は自動販売機を狙った窃盗を繰り返していたが、昨年3月ごろに警察の職務質問を受けたことから「リスクが少ない賽銭盗に切り替えた」と説明しているという。