橋の上で自殺しようとしていた10代の少女を保護したとして、仙台中央署は3日、フランス人で東北大研究生のエリザ・ラーセンさん(24)と、インド人で産業技術総合研究所の特別研究員カーティック・サウさん(31)=いずれも仙台市=に感謝状を贈った。
最初に少女に気付いたラーセンさんは「日本語が全くできないので不安だったが『死なないで』と英語で説得した。助けられてうれしい」と笑顔。佐藤宏樹署長は「なかなかできることではない」と称賛した。
署などによると、5月31日午後5時ごろ、帰宅途中だったラーセンさんは、仙台市青葉区の橋の欄干外側に立っている少女を発見。説得し、安全な場所に移ったため、自身もその場を離れた。
しかし、少女が帰っているか不安になったため、同じ寮に暮らすサウさんと橋周辺を捜し、少女を見つけた。