3日午後1時20分ごろ、成田空港を出発したユナイテッド航空の貨物専用便が、機体トラブルを示す計器表示が出たとして緊急事態を宣言、約30分後に同空港に緊急着陸した。国土交通省成田空港事務所によると、同じ機体で2日にも2回、同様のトラブルで引き返して緊急着陸をしており、航空会社が原因を調べている。
空港事務所などによると、サンフランシスコ行きのボーイング787(乗員4人)で、成田を出発後、揚力を高める装置の不具合を示す表示が出たという。
この機体は2日午前、北京に向け出発したが計器表示のため、成田離陸の約50分後に引き返しを決めた。到着後の点検で問題が見当たらなかったため、同日午後にサンフランシスコへ出発したが、飛行中に再び同じ内容の表示が出た。
3回とも着陸後、点検のために滑走路が一時閉鎖された。