5日投開票の東京都知事選で再選を果たした小池百合子氏は約366万票を獲得し、今回を含む過去21回の都知事選で2番目に多かった。有権者数や投票率が異なるため単純な比較はできないが、300万票を超えたのは美濃部亮吉氏、石原慎太郎氏、猪瀬直樹氏に続いて4人目となった。
美濃部氏は2期目の当選を果たした昭和46年の選挙で約361万票を獲得。このときの有権者数は約782万人、投票率は過去最高の72・36%だった。
石原氏が約308万票を得たのは再選した2003年。有権者数は約988万人、投票率は44・94%だった。
過去最多得票で、唯一400万票超を得たのが12年に当選した猪瀬氏だ。約433万票に達した。有権者数は約1061万人、投票率も62・60%と高かった。
今回、小池氏の得票率は59・70%。自公、野党が推す候補らとの激戦を制して初当選した前回2016年の44・49%を上回った。