NHKは10日、俳優の吉沢亮さん(26)が主人公を務める令和3年の大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の主な出演者を発表した。徳川幕府最後の将軍、徳川慶喜役を草なぎ剛さん(45)が演じる。
同作は、連続テレビ小説「あさが来た」などを手掛けた大森美香さん(48)が脚本を担当する。「日本資本主義の父」と呼ばれ、新一万円札の顔となる渋沢栄一の波瀾(はらん)万丈の生涯を描く。
草なぎさんが演じる徳川慶喜は、幕府の財政改革で手腕を発揮した栄一と、終生にわたって信頼関係を結ぶことになる。NHKを通じ、草なぎさんは「今回発表された出演者の方々といっしょにお芝居ができることに幸せを感じています」とコメントを寄せ、「いただいた台本からはエネルギーをすごく感じていて、パワーあるストーリーを感覚を研ぎ澄ませて演じ、みなさんの記憶に深く残る徳川慶喜にしたいです」と意気込みをつづった。
そのほかに栄一の父・市郎右衛門(いちろうえもん)に小林薫(かおる)さん(68)、母・ゑいに和久井映見(えみ)さん(49)、水戸藩主・徳川斉昭(なりあき)に竹中直人さん(64)らが出演する。
※草なぎさんの「なぎ」は弓へんに剪