東京都千代田区のJR東京駅周辺で許可を得ずにドローン(小型無人機)を飛行させたとして、警視庁公安部は航空法違反の疑いで、中国の北京市交通局に勤務する50代の男性職員を書類送検した。
捜査関係者によると、昨年6月7日午前、東京駅周辺の上空でドローンが飛行しているのを、近くで警戒に当たっていた機動隊員が発見。追跡したところ、コントローラーを操作している職員を見つけ、任意聴取していた。
職員は当時、「飛ばしてはいけないとは知らなかった。日本のきれいな景色を撮りたかった」などと説明。公務で東京の地下鉄を視察するため来日しており、翌8日に帰国していた。
ドローンに搭載されたビデオカメラに同駅や港区の迎賓館などの映像が残されており、同部が今月、書類送検した。