WTO事務局長選、米は英候補「本命の一人」 対中姿勢も考慮 

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世界貿易機関(WTO)の本部=6月、スイス・ジュネーブ(ロイター)

世界貿易機関(WTO)の本部=6月、スイス・ジュネーブ(ロイター)

 【ワシントン=塩原永久】米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は9日、世界貿易機関(WTO)の次期事務局長選びで、英国のフォックス前国際貿易相が「本命の一人」だと述べた。ただほかにも有力候補がおり、WTO改革や中国の貿易問題への対処姿勢を考慮した上で、米国として承認できる候補を検討する考えを示した。

 ライトハイザー氏は英シンクタンクのオンライン討論会に参加し、WTOトップにふさわしい候補として「(組織に)抜本改革の必要性があることを理解している人物」を挙げた。

 また、中国が「国家資本主義」の異質な経済体制をとっていると言及。中国の不公正貿易を問題視して厳しく対処する姿勢を、米国と共有できる候補を推していく意向を示唆した。

 フォックス氏について、ライトハイザー氏は「賢明で(貿易)分野をよく知っている」と持ち上げたが、米国が承認する候補の条件には「さまざまな要素がある」と指摘し、有力候補の一人と述べるにとどめた。

 8日に締め切られた事務局長の立候補の届け出には8人が名乗り出た。

 ライトハイザー氏は、貿易交渉を進めている欧州連合(EU)について、輸入食品に関する安全規制などを念頭に「保護主義的だ」と批判。EUが2国間貿易協定を多数の国と結んでいることについて、「貿易帝国主義のようだ」と述べ、米国抜きの協定締結に不快感を示した。

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