米ウォルト・ディズニーは11日、新型コロナウイルスの影響で休業していた米南部フロリダ州オーランドの「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」のテーマパークを約4カ月ぶりに再開した。ファンが喜ぶ一方で、同州は感染者数が高止まりしており、安全面を懸念する見方もある。
感染防止策として、事前予約制を導入し、入場者数を制限。2歳以上の来場者にマスク着用を義務付け、検温も実施する。花火など混雑が発生しやすいイベントは当面、実施しない。人気キャラクターとの触れ合いもできない。
フロリダ州は10日、新規のコロナ感染者が1万1433人、死者は93人と発表した。一部の従業員はインターネット上で、州知事やディズニー幹部に対し、新型コロナが収束するまで営業再開の延期を求める署名活動を実施している。(共同)