陽性判明後、連絡取れないケース　菅官房長官「都に確認求める」

　菅義偉（すが・よしひで）官房長官は１４日午前の記者会見で、東京都内で新型コロナウイルスの陽性と診断された感染者と連絡が取れていないケースがあると明らかにした。「厚生労働省から東京都に対し、詳細な状況の確認を求める」と述べた。

　菅氏は、都が公表している陽性が判明した感染者のうち、「入院・療養等調整中」と分類されている３９６人には「陽性の結果判明後に連絡取れない方が含まれる」と説明した。陽性と判明した人の所在把握については「自治体の責任のもとにやっていただいている」との認識を示した。

　その上で、菅氏は「保健所の職員の増強といった体制整備や宿泊療養先の確保などの取り組みを改めて求めつつ、必要な支援を国としても行っていきたい」とも語った。