16日午前の東京株式市場の日経平均株価は反落した。新型コロナウイルス感染再拡大への警戒感や、前日の大幅高を受けた高値警戒感から利益確定売りが優勢だった。下げ幅は一時100円を超えた。
午前終値は前日終値比113円54銭安の2万2831円96銭。東証株価指数(TOPIX)は4.24ポイント安の1585.27。
国内感染者は緊急事態宣言の解除後で最多を更新し、経済活動停滞が改めて不安視された。15日に平均株価が約1カ月ぶりの高値を付けた反動で、利益を確定する売り注文も出た。
一方で、15日のニューヨーク株式市場は新型コロナワクチン開発への期待からダウ工業株30種平均が続伸し、東京市場でも株価を下支えした。