合流か否か…決断迫られる玉木氏 条件変更、立民応じぬ構え

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国民民主党・両院議員懇談会で立憲民主党との合流について発言する玉木雄一郎代表。左は平野博文幹事長=17日午後、千代田区平河町(春名中撮影)

国民民主党・両院議員懇談会で立憲民主党との合流について発言する玉木雄一郎代表。左は平野博文幹事長=17日午後、千代田区平河町(春名中撮影)

 立憲民主党と国民民主党は17日、それぞれ衆参両院議員らを集めた会合を開き、両党の合流をめぐって協議した。立民の合流提案に対し、国民の玉木雄一郎代表は新党名を民主的な手続きで決定することなどを求めているが、立民は条件変更に応じない構えだ。国民の会合では合流に前向きな意見が大勢を占めたが、新党名や政策の一致について慎重な対応を求める声も相次ぎ、完全な一枚岩ではない。玉木氏は板挟みの難しい立場に立たされている。

玉木・平野氏に一任されたが…

 国民が17日、都内で開いた会議には、衆参の議員と地方議員ら100人超が参加し、玉木氏と平野博文幹事長に対応を一任した。

 「特に党名にこだわる方が多かった。解党して新党を作ることは評価するが、代表とともに党名も新しくしないと出発にならないという声が多数だった。『民主党はどうか』という具体的な提案も多かった」

 玉木氏は会議後、記者団に会議の内容をこう総括した。党名は投票などの民主的な手続きで決めるという自身の提案を「党全体の意思として立憲民主党に伝えたい」とも語った。

 党名を民主的に決めるという提案は役員会でも合意済みだ。それを「党全体の意思」に格上げしたことで、玉木氏は強い立場で立民との交渉に臨むことができる。結果的に党名が理由で破談となった場合に、自分に批判が集中する事態を避けたい狙いも透ける。

推進派と慎重派の温度差大

 ただ、党内の合流推進派と慎重派の温度差はなお大きく、玉木氏は今後も事の運びに苦労しそうだ。会議後、推進派の議員が「みんな賛成だった」「二度とないチャンスだ」と口々に語る一方、慎重派の多い参院議員からは「6対4で反対・慎重が多い」「(合流は)衆院の都合だ」との声が上がった。

 立民が党名に関する玉木氏の逆提案に応じる気配も乏しい。立民が17日、国会内で開いた両院議員懇談会では、出席者から「立憲民主党の名前を守ってほしい」との声が相次いだ。

 立民は、対等に両党を解散する「新設合併」方式や党名の略称に「民主党」を提案し、すでに国民側に最大限配慮しているとの思いがある。立民幹部は「党名も決めずに党大会をやって(党名の投票で)勝ち負けを決めればしこりが残る。まとまるものもまとまらない」と述べ、玉木氏の提案に不快感を示した。

 (千葉倫之、千田恒弥)

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