ロシア大統領府、解任された前運輸相の自殺に「衝撃」 議会では誰一人触れず


【写真】ロシア運輸相、プーチン氏に解任された直後に「自殺」

スタロボイト氏は、運輸相を約1年間務めた。その前は、ウクライナに越境攻撃を受けた西部クルスク州の知事を務めていた。

当局によると、スタロボイト氏の遺体はモスクワ郊外のオジンツォボで発見された。銃創があったとされる。

ロシアの報道機関によると、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は記者団に対し、「普通の人々が衝撃を受けないはずはない。もちろんわれわれも衝撃を受けた」と述べた。

ペスコフ報道官は「コメントは控えたい」としながらも、「もちろん大統領には直ちに報告した」と付け加えた。

ロシア国営メディアは、今回の解任はクルスク州における汚職と、国境地帯の要塞化のための資金の横領疑惑に関連していると推測している。

当局は今年4月、スタロボイト氏の後任としてクルスク州知事に就任したアレクセイ・スミルノフ容疑者を、対ウクライナ国境防衛のために割り当てられた資金1200万ドル(約17億円)以上を横領した疑いで逮捕した。

大統領令によると、プーチン氏は8日、アンドレイ・ニキーチン氏を新運輸相に正式に任命した。

プーチン氏は、スタロボイト氏の死去についてコメントしていない。

ロシア議会は8日、ニキーチン氏を運輸相に指名する人事を承認した。この際の演説で、ニキーチン氏もビャチェスラフ・ウォロジン下院議長を含む議員らも、誰一人としてスタロボイト氏の「自殺」に触れなかった。【翻訳編集】 AFPBB News



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