愛知県警岡崎署は18日、同県岡崎市の70代の無職女性が現金計約1430万円をだまし取られる被害に遭ったと明らかにした。女性宅に金融庁職員らを名乗る男から電話があった。同署が詐欺容疑で調べている。
岡崎署によると、6月11日ごろ、女性宅に大手企業社員を名乗る男から不審な電話があった。女性が男に指示された番号に電話すると、金融庁職員をかたる男から「口座に入っている現金は差し押さえの対象になる。東京に現金を保管する場所がある」と言われた。
女性は6月15日~7月12日、男が指定した東京都内の雑居ビルやアパートの一室に、5回に分けて計1433万円を宅配便で送った。
不審に思った女性が17日に長女に相談、18日に岡崎署に被害届を出した。