群馬県前橋市では、既婚の市役所職員との「ホテル密会」が報じられた小川晶市長(42)の進退を巡る騒動が、市民の間で大きな関心を集めています。密会相手職員の事情説明書提出、そして市長自ら市民対話会に現れるなど、この一件は新たな展開を見せており、市政への信頼と市民の反応が注目されています。
「小川晶なんて賞状いらねえよ!」広がる市民の反発
人口約30万人の前橋市では、この「ホテル密会」騒動が老若男女問わず話題です。10月4日から2日間のスポーツ大会では、ある男子中学生が賞状を受け取った際、「小川晶なんて賞状いらねえよ!」と吐き捨てました。「前橋市長 小川晶」と記された賞状に対し、友人たちも同調し、保護者も失笑。これは、前橋市民の間で小川市長への不信感が広がっている現状を示唆しています。
小川晶前橋市長。ホテル密会報道後、市民対話会に出席し騒動について説明を行った。
密会相手職員の「事情説明書」と市長の動き
密会相手とされる既婚の市役所職員は、10日に市議会へ「事情説明書」を提出。ホテルでの「打ち合わせ」経緯を苦しい弁明として綴り、結果的に自らの評判を傷つけました。
こうした状況下で、小川市長ご本人も動きました。13日、「一連の騒動について市長に直接聞いてみよう!」と題された市民対話会が有志主催で開催。これまでの記者会見では神妙な表情だった市長ですが、この日は紺の花柄シャツに白の襟なしジャケットというカジュアルな装いで、明るい表情を見せていたと参加者は語ります。
市民対話会での市長の姿勢と支持者の声
対話会冒頭で小川市長は、「男女の関係はない」と改めて強調。ホテル選択は「市民目線からかけ離れた判断」と自身の判断ミスを認めました。
しかし、参加者のほとんどが小川市長を応援する人々だった点が注目されます。会では、特定の政策の「継続」を望む声や、「市長に続投いただくには」といった擁護の質問が中心。中には「給料カットで続投すれば誠意が伝わるのでは?」と助言する支援者もいました。対話会は、市長が説明しつつも、主に支持者からの支持を再確認する場となりました。
まとめ
小川晶前橋市長の「ホテル密会」騒動は、中学生の拒絶から職員の弁明、そして市長自身の市民対話会での説明に至るまで、新たな局面を迎えています。市長は男女関係を否定し判断の誤りを認めるも、対話会は主に支持者からの声で占められました。前橋市の内外でこの問題が引き続き波紋を広げる中、今後の市長の進退と市政運営への影響が注目されます。
参考文献
- Yahoo!ニュース (週刊新潮): https://news.yahoo.co.jp/articles/18924022244993fd6a08e0111b4cb358225a9ba7