西村康稔経済再生担当相は20日午前、新型コロナウイルス感染症対策の強化に向け、経済3団体とテレビ会議を開いた。東京都を中心に感染が拡大しており、改めてテレワークの徹底を呼び掛けた。8月から予定するプロスポーツやイベントの入場者数を5千人までとする制限の緩和は「基本的には慎重に考えないといけない」と再検討する意向を改めて示した。
西村氏は新型コロナが企業の採用活動にも影響していることに懸念を示し「第2の就職氷河期をつくらないようお願いしたい」と要請した。
経団連の古賀信行審議員会議長は、企業でテレワークを再び増やす動きがあると説明した。行政を中心としたデジタル化の取り組み遅れが顕著だとして「一段とペースを上げて改革をお願いしたい」と注文を付けた。