ワクチン確保へ弁護士交渉 加藤厚労相、英製薬などと





記者会見する加藤厚労相=10日、厚労省

 加藤勝信厚生労働相は20日、新型コロナウイルス感染を予防するワクチンの確保に向け、弁護士を入れたチームを発足させ、英製薬大手アストラゼネカを含む3~4社と交渉する考えを示した。ワクチンの実用化前から国際的な獲得競争が起きているため。厚労省で公明党の新型コロナウイルス感染症対策本部(斉藤鉄夫本部長)と非公開で会談し、明らかにした。

 ワクチンをめぐり、各国で確保に向けた交渉が進んでいる。公明党の新型コロナ対策本部は、加藤氏に「わが国は交渉の進捗(しんちょく)が遅れている。急ぎ、結果を得ることを強く求める」と提言。加藤氏は「役所が直接交渉するのはなかなか上手ではないので弁護士などのチームをつくる」と述べた。発足の時期は明言しなかった。



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