サウジ国王が検査入院 異例の発表、胆のう炎

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サウジアラビアのサルマン国王(ロイター)

サウジアラビアのサルマン国王(ロイター)

 サウジアラビアの国営通信によると、サルマン国王(84)が20日、胆のう炎の検査を受けるため、首都リヤドの病院に入院した。容体などの詳細は明らかにされていない。サウジの国営メディアが国王の健康状態を伝えるのは異例。

 サルマン国王はこれまでも体調不良説があった。息子のムハンマド皇太子(34)がサウジの事実上の最高権力者となっている。

 サウジのファイサル外相は発表を受け、イラクのカディミ首相が予定していたサウジ訪問を延期するとツイッターに投稿した。

 AP通信によると、サルマン国王は新型コロナウイルスの感染予防のため数カ月にわたり公に姿を見せていなかった。米紙は4月、西部ジッダに近い島の宮殿に退避したと報じていた。サウジの感染者は20日までに、湾岸アラブ諸国で最多の25万人余りとなった。

 サルマン国王は2015年に即位。(共同)

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