東証、午前終値は80円安 新型コロナ重荷 IT銘柄の一角に買いも





東京証券取引所=東京都中央区(荻窪佳撮影)

 週明け20日午前の東京株式市場の日経平均株価は続落した。新型コロナウイルスの感染者増加が重荷となり、売り注文が目立った。ただIT関連の銘柄の一角に業績改善を期待する買いが入り、平均株価は一時プラスとなった。午前終値は前週末終値比80円19銭安の2万2616円23銭。

 製造業、非製造業の双方で国内景気の先行き懸念から売られる銘柄が多かった。政府の観光支援事業「Go To トラベル」は東京発着旅行を除外するなど見直しを余儀なくされており、乗客の需要が伸び悩むとの懸念から航空・鉄道会社の株価が下がった。

 一方、外出控えや在宅勤務が広がる中、IT製品やサービスを手掛ける企業の一部は業績の伸びが見込めるとして値上がりした。前週末17日の米ハイテク株高が支えとなった。米政府の経済対策への期待もあった。



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