わいせつ事件で職員逮捕に「自覚促す」　田中復興相

　田中和徳復興相は２１日の記者会見で、わいせつ目的略取などの疑いで復興庁職員が逮捕されたことに「誠に遺憾だ。業務の責任の重大さについて、全職員に再度自覚を促し、綱紀の徹底を図る」と述べた。

　逮捕された職員について「今のところ犯行事実を否認している。警察の取り調べ中であり、事実関係の把握に努める」と説明。「東日本大震災から１０年の大きな節目を迎える時だ。被災者の期待に応えられるよう、しっかりと努力したい」と強調した。

　警視庁池袋署は１９日、１０代少女に薬物を入れた酒を飲ませ、わいせつな行為をしたとして、わいせつ目的略取と準強制性交の疑いで復興庁参事官補佐の男を逮捕した。