EU「復興基金」創設で合意 共同債で92兆円調達、連帯示す

[ad_1]



20日、ブリュッセルでのEU首脳会議に出席したドイツのメルケル首相(右)とフランスのマクロン大統領(ロイター)

20日、ブリュッセルでのEU首脳会議に出席したドイツのメルケル首相(右)とフランスのマクロン大統領(ロイター)

 欧州連合(EU)首脳会議は21日、新型コロナウイルスで打撃を被った欧州経済を立て直すための「復興基金」創設で合意した。ミシェルEU大統領がツイッターで明らかにした。基金総額は7500億ユーロ(約92兆円)。EU史上初めてEUの行政府、欧州委員会が事実上の共同債を大量発行して資金を調達し、3900億ユーロを返済不要の補助金として加盟国に給付、3600億ユーロを融資する。

 一部の国を手厚く救済するため、事実上全加盟国が共同で債務を負う方式が承認されたことは、EU財政政策と連帯強化に歴史的意味を持つ。イタリアやスペイン、フランスなどコロナ禍で甚大な被害を受けた国々はEU資金を重要財源として景気刺激策を策定する。

 財政規律を重視するオランダなど欧州北部を中心とした数カ国は全額融資にすべきだなどと主張。会議は紛糾が続いたが、当初提案の「返済不要5千億ユーロ」を大きく減額して折り合った。     (共同)

[ad_2]

Source link