久光製薬の中冨会長辞任 取締役45年歴任、体調不良

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 久光製薬は29日、創業家の中冨博隆会長(83)が28日付で辞任し、名誉会長になったと発表した。45年余り務めた取締役からも退いた。同社は辞任理由を「体調不良による本人の意向」と説明している。

 中冨氏は昭和41年に入社し、50年に取締役となった。56年から34年間社長を務め、医療用医薬品分野に本格的に進出し、湿布薬「モーラステープ」を投入するなどして飛躍させた。平成27年に代表権のある会長となった。薬事分野での功績が評価され、19年に旭日小綬章を受けた。

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