海外で運転免許証を偽造したとして、奈良県警奈良署は16日、福島市太平寺の会社員福永慎吾容疑者(47)を有印公文書偽造容疑で逮捕したと発表した。「会社に免許証の提出を求められ、どうにかしようと思った」と容疑を認めているという。
発表では、福永容疑者は今年6~7月、中国のサイトを通して依頼し、運転免許証を偽造した疑い。中国から郵送された免許証を大阪税関が押収し、発覚した。
奈良署によると、福永容疑者は10万円で「偽造王国」というサイトから製作を依頼。住所や顔写真をメールで送るなどした。偽造免許証は、ICチップはないが、精巧に作られていたという。