共和党議員の間で進む「トランプ離れ」、落選見越した議論も

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共和党議員の間で進む「トランプ離れ」、落選見越した議論も

(CNN) 米大統領選挙が2週間後に迫る中、共和党の上院議員らはトランプ大統領の政権が間もなく終焉(しゅうえん)を迎えることになるだろうと認識し始めているようだ。

【映像】トランプ氏と距離を取ろうとする上院議員 インタビューの様子

公言するかしないかにかかわらず、現在共和党の議員らはトランプ氏から距離を取るようになっている。「トランプ後」の共和党をめぐる議論もすでに始まっており、同氏の大衆迎合的な米国第一主義を積極的に踏襲しようとする人もいれば、もっと穏健かつ企業寄りの政治姿勢に立ち返り、トランプ氏に不満を持つ若者や女性を引き付けるメッセージを発信するべきだとの意見も出ている。

一部の党有力者らが強く望むのは、トランプ陣営による選挙戦略の見直しだ。新型コロナウイルスの感染拡大を軽視する姿勢や公衆衛生の専門家に対する非難を直ちに止め、今からでも経済政策に絞った発信に切り替えるべきだとしている。

サウスダコタ州選出で党の上院院内幹事を務めるジョン・スーン議員はCNNの取材に答え、トランプ氏について、民主党との政策の違いを論じてほしいと要求。「個人攻撃は控えるべきだ。メディアや(米国立アレルギー・感染症研究所所長の)ファウチ氏への攻撃を止め、政策課題に集中しなくては」と指摘した。そのうえで、規律を保ってそのように取り組めば、支持政党を特定していない層への有効なアピールになるはずと予想した。

このほかテキサス州選出のジョン・コーニン氏をはじめとする複数の共和党上院議員らは、国債発行などの財政政策をめぐりトランプ氏と必ずしも意見を同じくしていないと明言。またネブラスカ州のベン・サス上院議員は、トランプ氏の女性に対する姿勢や白人至上主義者に同調しているともとられかねない言動を厳しく批判している。

2012年に共和党の候補者として大統領選に臨んだユタ州のミット・ロムニー上院議員はCNNに対し、同党が若年層、高齢者、マイノリティーからの支持獲得に苦慮しているとの見解を示した。同氏はトランプ氏の再選を支持しない意向を表明している。

共和党の重鎮でトランプ氏と親しいリンジー・グラハム上院議員(サウスカロライナ州)は、トランプ氏がこのほど民主党候補のバイデン氏と息子のハンター氏にまつわる汚職疑惑を激しく攻撃したことに理解を示した。トランプ氏に関しては「常にありとあらゆることが非難の対象になる」にもかかわらず、バイデン氏らの問題はそのように扱われていないというのが理由だ。

一方でトランプ氏がファウチ氏を批判している件については、ファウチ氏の判断を信用すると付け加えた。

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