日本学術会議問題で、日弁連が批判声明「学問の自由に対する脅威」「速やかに6名の任命を」


日本学術会議問題で、日弁連が批判声明「学問の自由に対する脅威」「速やかに6名の任命を」

日本学術会議が推薦した新会員候補者6人の任命を菅義偉首相が拒否した問題で、日本弁護士連合会(荒中会長)は10月22日、「日本学術会議会員候補者6名の速やかな任命を求める会長声明」を発表した。

声明は「今回の任命拒否及びこれに関する政府の一連の姿勢は、学問の自由に対する脅威とさえなりかねない」と批判。

さらに「政府は、人事の問題であるとして、任命拒否についての具体的説明を避けている。しかし、問われているのは人事にとどまる問題ではなく、憲法の根本原則である三権分立に関わる問題」だと指摘した。

また「政府の政策を批判したことを理由に任命を拒否されたのではないかとの懸念が示されている。このような懸念が示される状況自体が、まさしく政府に批判的な研究活動に対する萎縮をもたらす」とした。

会長声明の全文は、日弁連のサイト(https://www.nichibenren.or.jp/document/statement/year/2020/201022.html)に掲載されている。



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