「証拠メールをFBIに提出」と次男の元関係者 バイデン氏父子の疑惑

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 【ワシントン=平田雄介】米大統領選の民主党候補のバイデン前副大統領と次男のハンター氏が中国のエネルギー企業から報酬を得る取り決めがあったと示唆するメールを入手したとFOXニュースが伝えた疑惑で、同氏の元ビジネスパートナーを名乗る男性が22日記者会見し、証拠となるメールが保存された携帯電話3台を米連邦捜査局(FBI)に提出すると述べた。

 男性はトニー・ボブリンスキー氏。会見で、23日に上院国土安全保障・政府活動委員会所属の議員に経緯を説明すると話した。

 会見によると、同氏は元海軍大尉で、ハンター氏らの要請を受けて、バイデン氏一家が中国のエネルギー企業と設立を目指したインフラ設備や不動産に投資する新会社「サイノホーク」の最高経営責任者(CEO)就任に同意。2017年5月2日夜にはバイデン氏本人とも1時間ほど面会したという。

 同13日、新会社の株式の保有割り当てについて「Big Guy(偉い人)のためにH氏が10%を保有する」と記されたメールを受け取ったといい、「H氏がハンター氏、偉い人がバイデン氏を表すことに疑いはなかった」と語った。

 その後、ハンター氏から中国のエネルギー企業による新会社への出資金のうち500万ドル(約5億2000万円)をバイデン氏一家に渡すよう求められたため断ったが、同額が同年8月にハンター氏の関連企業に送金されたことに同委員会のジョンソン委員長の報告書で気づいたとしている。

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