男子高校生がビル屋上から転落死…路上にいた女子大生巻き添えか、意識不明の重体


男子高校生がビル屋上から転落死…路上にいた女子大生巻き添えか、意識不明の重体

 23日午後5時50分頃、大阪市北区角田町の商業施設「HEP(ヘップ) FIVE(ファイブ)」(10階建て)の入り口前の路上で、通行人男性から「2人が倒れている」と119番があった。消防が駆けつけたところ、若い男女2人が倒れており、男性は搬送先の病院で死亡、女性は意識不明の重体。防犯カメラ映像などから、大阪府警は、男性が施設の屋上から飛び降り、路上にいた女性が巻き添えになったとみている。

 府警曽根崎署によると、死亡したのは大阪府内に住む府立高校の男子生徒(17)。重体になったのは兵庫県加古川市の女子大学生(19)。

 施設を所有する阪急阪神不動産によると、直前に施設10階の従業員専用フロアの防犯カメラに、男子生徒とみられる人物がエレベーター前に立っている様子が映っていた。

 10階から屋上に出るドアは普段は施錠されているが、非常時に備えて誰でも壊して開けられるようになっている。開けると警備室のブザーが鳴る仕組みだが、警備員が屋上に駆けつけた時は、誰もいなかったという。

 男子生徒は私服姿で、屋上には学生証が入ったかばんが残されていた。府警は男子生徒が自殺を図ったとみている。

 女子大学生は施設の入り口前の路上を知人女性と歩いていたところ、背中付近に男子生徒が転落してきたという。

 現場は、阪急大阪梅田駅近くの商業施設やビルが立ち並ぶ繁華街。「HEP FIVE」は赤い観覧車で知られ、入り口前の広場は待ち合わせスポットになっている。当時は多くの人がおり、騒然となった。

 友人と買い物に来た兵庫県尼崎市の女子専門学校生(18)は「普段からよく買い物や待ち合わせをする場所。こんなに人が多い場所で、人が転落するなんて怖い」と声を震わせていた。



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