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こちらはソウル中心部にある、日本統治時代に建てられた韓国銀行の旧本店です。正面に設置してある碑石(礎石)に刻まれたこの「定礎」の文字が、伊藤博文の直筆と確認され、波紋を呼んでいます。初代韓国統監を務めた伊藤博文に対し韓国では、「朝鮮半島を侵略した元凶」と否定的な見方が強く、一部の与党議員が「碑石を撤去するべきだ」と主張しているんです。一方、「負の遺産として残し歴史の教訓とするべきだ」との声もあります。韓国銀行は今後、政府と協議しながら扱いを決めるとしていますが、親日清算を掲げる文政権の下、世論の風向き次第で、碑石が撤去される可能性があります。(ソウル支局 川崎)
【画像】伊藤博文の直筆と確認された文字
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