ワシントン(CNN) トランプ米大統領が11月3日の米大統領選と同時に実施される米連邦上院の一部改選について、共和党が引き続き過半数を維持するのは「非常に厳しい」と判断していることが24日わかった。
米紙ワシントン・ポストが報じた。トランプ氏はこの情勢認識を先週、政治献金の提供者との集まりで内輪に伝えたという。上院改選で共和党が苦戦するとの見通しはトランプ氏自身が一部の議員への支援を拒絶しているのが原因とも説明したという。
同紙はこの会合の出席者を引用し、トランプ氏が「一部の上院議員を助けることが出来ない。彼らを助けたくない」と述べたと伝えた。
政治献金の提供者との会合はテネシー州ナッシュビルで最近開かれた米大統領選候補者の2回目のテレビ討論会前に同市で非公開で催されたという。
ポスト紙によると、トランプ氏は会合でまた、米下院選の勝敗結果については共和党が過半数を奪還するだろうとの見通しを示した。
ポスト紙の報道が出た数時間後、トランプ氏は「上院を押さえることを期待しているし、そうなるだろう」とし、下院については取り返せるだろうと考えているなどと述べた。米ウィスコンシン州での24日夜の政治集会に臨む前、大統領専用機から機外に出た際、記者団に語った。