台湾が外国人の入域全面禁止へ

　【台北＝田中靖人】台湾の中央流行疫情指揮センターは１８日、海外で新型コロナウイルスに感染し台湾に入域する事例が増加しているとして、１９日から一部の例外を除き全ての外国人の入域を禁止すると発表した。台湾市民も到着後１４日間の自宅隔離となる。入域禁止期間は未定。

　居留ビザや外交・公務証明の保持者、一部の商業関係者は例外とする。呉●（＝刊の干を金に）燮外交部長（外相）は、日本を含む２１カ国の渡航警戒情報を１９日から渡航中止と即時退避を促す「赤色」に引き上げることについて、「日本に向けたものではなく、日本側に事前に簡単な説明をした」と理解を求めた。また、「渡航中止の部分だけが赤色だ」と述べ、留学生を含む台湾在留者の退避は必要ないとの認識を示した。

　台湾で１８日現在、１００人に感染が確認され、うち７１人が海外での感染が疑われている。