宮城県内で27日、10~60代の男女45人の新型コロナウイルス感染が確認された。仙台市青葉区の専門学校「花壇自動車大学校」のクラスター(感染者集団)で新たに学生32人が感染し、この学校関連は計85人になった。
【おさらい】風邪やインフルとの症状の違い
県内の1日当たりの感染確認は25日の30人を上回り、過去最多を更新。感染者数は累計で655人になった。
仙台市によると、専門学校の32人は20~30代の外国籍の学生。寮生活していた学生が多く、食事や会話などをする共有スペースで感染が広がったとみられる。このほか仙台市では、20~50代の6人の男性の陽性が判明し、うち40代の自営業男性が呼吸困難の重症になっている。
県は、利府町の60代無職男性▽大崎市の10~50代の男女5人▽大和町の60代団体職員女性――の計7人を公表。利府町の男性はクラスターとなった宮城利府掖済会病院(同町)に滞在し、同病院関係の感染は計13人になった。大崎市の5人は感染者の30代女性の別居家族だった。【面川美栄、神内亜実】