【ニューヨーク共同】欧州連合(EU)は30日、北朝鮮の人権侵害を非難する決議案を国連総会第3委員会(人権)に提出した。日本は昨年同様、文面の起草を主導する立場に加わらず、決議案を支持する「共同提案国」にとどまった。国連外交筋が明らかにした。同趣旨の決議は15年連続で採択されている。
日本は2018年までEUと起草を主導したが、今年は19年に続き、EUの決議案の支持にとどめて北朝鮮との対話を模索する路線を維持した。現段階で共同提案国は約40カ国。11月に第3委員会、12月に総会本会議で採択される見通し。