【ワシントン=横堀裕也】米大統領選は10月30日、11月3日の投開票まであと4日に迫り、共和党のドナルド・トランプ大統領と、民主党のジョー・バイデン前副大統領の陣営がラストスパートをかけている。勝敗の鍵を握る接戦州ではバイデン氏のリードが縮まっており、トランプ氏が懸命の巻き返しを見せている。
米政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」はペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシン、ノースカロライナ、フロリダ、アリゾナの6州を接戦州として挙げる。6州に限った支持率は、10月に入り、バイデン氏のリードが最大5ポイントあったが、30日時点では3・1ポイント差となっている。
トランプ氏は30日、ウィスコンシンなど3州を回り、経済政策をアピールした。31日以降、残り3日間で14回の支持者集会を開く計画だ。バイデン氏もウィスコンシンなど3州で遊説し、トランプ氏の新型コロナウイルス対策を批判した。感染拡大を踏まえて過密な遊説日程は避けてきたが、最終盤でピッチを上げている。