橋下徹氏が大阪都構想否決で公明党にイヤミ「表面上は維新と手を握ったが票が動いてなかった」


橋下徹氏が大阪都構想否決で公明党にイヤミ「表面上は維新と手を握ったが票が動いてなかった」

 1日に2度目の住民投票で再び否決された「大阪都構想」の提唱者で、元大阪府知事、大阪市長の弁護士・橋下徹氏(51)が2日、大阪・MBSテレビの情報番組「ミント!」にリモート生出演。2015年の住民投票での反対から賛成に転じた公明党に対し「今回、ある意味、どこが一番勝利したかというと公明党。自民党ともうまい距離感を保った」と皮肉交じりに話した。

 2度目の住民投票にあたっては、公明に反対され、大阪維新の会は昨年、大阪府知事と大阪市長のクロス選を決行して圧勝。次期衆院選でも公明議員が議席を持つ大阪府内の選挙区に日本維新の会の刺客を擁立すると揺さぶりをかけ、賛成に転じさせた。

 しかし、同番組の出口調査では公明支持者も半数が反対票に投じたとあって、橋下氏は「表面上は維新と手を握ったが、結果として公明の票が動いてなかったことは明らか。どこまで意図的なのかは別にして、維新とも(国政で連立する)自民ともうまい距離感を保った。いい政治をしたと思います」と述べた後、「僕が公明に嫌われていたのも大きな原因かな」とも付け加えた。

 否決の結果については「議論をやってもメリット、デメリットなんて分からない。数字を出すのも不可能。『今のままでいい』のか、『よくわからないけど可能性へのチャレンジにかけてみる』かの二者択一だった」と、維新支持の特色でもある“ふわっとした民意”を得られなかったことを指摘。「この10年は病気だった府市に薬を与えてきた。でも、薬が効いてきて病気はなくなってきた。都構想は手術。体を傷つける不安が生じたのは間違いない」とたとえ話で解説した。



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