エスパー米国防長官が辞表用意 「イエスマン」汚名返上へ

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 【ワシントン=黒瀬悦成】米NBCテレビは5日、複数の米国防当局者の話として、エスパー国防長官がトランプ大統領に提出する辞表を準備したと伝えた。エスパー氏は今年夏の白人警官による黒人暴行死事件を受けて全米主要都市で暴動が起きた際、トランプ氏が米軍の動員を主張したのに異を唱え、同氏との関係が悪化していた。

 エスパー氏は、大統領選でトランプ氏が再選された場合に解任される公算が大きくなっており、そうした事態に備えてあらかじめ辞表を用意したとみられる。

 ただ、民主党のバイデン前副大統領が当選した場合、国防政策の継続性を考慮してバイデン氏がエスパー氏に留任を求める可能性もあり、実際に辞表が提出されるかは定かでない。

 ワシントンの政治関係者らは、トランプ氏の指示をおおむね忠実に実行してきたエスパー氏について、「イエスマン」にちなんで「イエスパー」とのあだ名で呼んでいた。

 米議会では、南北戦争(1861~65年)で奴隷制を支持した南部連合の将官らの名前を冠した米軍基地について、改称を進めるための法案が準備されている。エスパー氏がこれに協力しているとされることも、トランプ氏との対立を深める要因になっているとみられる。

 国防当局者の一人は、エスパー氏は「イエスパー」としてでなく「大統領に歯向かって解任された人物として記憶されたいと考えている」と指摘した。

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