うらやましい阪急文化

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うらやましい阪急文化

 【汐留鉄道倶楽部】鉄道に関する書籍は日々あまた出版されている。大きな書店では鉄道書籍のコーナーを設ける所も多く、定期的にチェックするようにしている。そんな中で見つけた本が「関西人はなぜ阪急を別格だと思うのか」(伊原薫著、交通新聞社新書)。

 関西に住んだことのある人なら「阪急」という名のステータスはよくご存じだろう。そもそも昔から、関西は「私鉄王国」として、関東に比べてサービスの水準が高いといわれてきた。このコラムでもいろんな筆者がたびたび取り上げているし、ぼく自身、大阪に単身赴任していた5年ほど前、各社の鉄道を乗り回り、その多様な特色を紹介してきた。

 新刊の「関西人はなぜ―」は、そんな関西私鉄の中でも際立つ存在の阪急について、その歴史をひもとき、一つ一つの魅力を解き明かしている。

 まずは鉄道としての魅力。知らない人からすれば「チョコレート色一色の車両ばっかり」と思うかもしれないが、この車体の色「阪急マルーン」を守り抜くことに大きな意味がある。無塗装のステンレス車両に比べるとコストはかかるが、伝統が醸し出す高級感は何物にも代え難い財産だ。

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