北海道の高齢者施設や幼稚園でクラスター 感染者高止まり、死者も急増

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北海道の高齢者施設や幼稚園でクラスター 感染者高止まり、死者も急増

 北海道内では15日、新たに209人の新型コロナウイルス感染が判明した。感染者が200人を超えるのは4日連続で、道が警戒ステージを3に引き上げて27日までを集中対策期間として拡大の抑え込みを図っても、高止まりが続いている。感染者の累計は5471人。3人の死亡も報告され、死者は計127人となった。

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 札幌市内の感染者は148人で、今月12日(164人)、9日(158人)に次いで多い。感染経路不明は56%の83人に上る。市内70例目のクラスター(感染者集団)も確認され、有料老人ホームで入居者と職員計10人が陽性と判定された。濃厚接触者は把握できているとして、施設名は公表していない。

 室蘭市の明星学園清泉幼稚園と釧路市立釧路総合病院でも新たにクラスターが発生し、それぞれ8人、6人の陽性が確認された。

 既に発表されたクラスターでも感染が広がり、旭川市の吉田病院では10人増えて55人、岩見沢市の北海道中央労災病院は2人増え22人、滝川市の滝川中央病院は1人増え14人になった。

 公共機関の職員の感染も相次ぎ、札幌出入国在留管理局が職員4人、道は経済部の40代男性職員、道警は本部施設課の20代男性事務職員の感染を発表した。札幌市立栄南中では生徒1人の感染が分かり、27日まで学級閉鎖とする。

 15日午後2時現在の入院中の患者は658人で、前日より58人増加。症状がなく札幌市内で自宅療養している人は200人を超え233人になった。

 札幌以外の地域は、旭川市11人▽函館市5人▽小樽市1人▽空知管内6人▽石狩管内12人▽胆振管内10人▽上川管内4人▽十勝管内3人▽渡島、釧路管内各2人▽後志、日高、檜山、留萌、宗谷管内各1人。【三沢邦彦】

 ◇死者も急増、今月17人

 道内では新型コロナの感染者が死亡するケースも急増している。15日は札幌市内の80代男性、道内に住む80代男性、年代非公表の男性の3人が死亡。死者が出たとの発表は8日連続で、11月に入り既に17人が亡くなった。

 感染者の死亡は5月上旬がピークだった。「第2波」の真っ最中で、病院や高齢者施設でのクラスターが多発。病床も逼迫(ひっぱく)し、重症化対応ができる病院への患者移送も遅れた。

 その後、昼のカラオケなどで高齢者のクラスターが起きたものの、死者は6月が13人、7~10月は5人以下にとどまっていた。11月上旬の17人は、半月ごとの集計では5月上旬に次いで多く、高齢者への感染拡大が背景にあるとみられる。

 死者の性別は非公表を除くと、男性(72人)が女性(33人)の倍以上。年代別では80代が34人と最多で、年代が分かる100人中87人が70代以上だ。

 札幌市保健所は「症状が軽くても自己判断せず、重症化する前に相談や受診をしてほしい」と呼び掛けている。【三沢邦彦】

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