東京都渋谷区のバス停で女性が殴られ死亡した事件で、警視庁捜査1課は21日、傷害致死容疑で同区笹塚、職業不詳吉田和人容疑者(46)を逮捕した。
容疑を認め、「まさか死んでしまうとは思わなかった」と話しているという。
逮捕容疑は16日午前4時ごろ、同区幡ケ谷のバス停でベンチに座っていた大林三佐子さん(64)の頭を殴り、外傷性くも膜下出血で死亡させた疑い。
同課によると、吉田容疑者は21日午前3時ごろ、母親に連れられて渋谷区内の交番に出頭した。「痛い思いをさせれば(大林さんが)バス停からいなくなると思った」と話しているという。
吉田容疑者は深夜にたびたび付近を散歩し、路上生活していた大林さんがバス停にいるのを認識していたとみて、同課が経緯を調べている。