(CNN) 米ハワイ州の行政当局は28日までに、マウイ島西部ラハイナの沖合で遊泳中の35歳の女性がサメに噛(か)まれたとみられる騒ぎが感謝祭の26日に起きたと報告した。
同州によると、ハワイ州で今年これまで確認されたサメ襲撃は3件で、うち1件がマウイ島で発生。昨年は州全体で計14件あった。
マウイ島の消防当局によると、今回被害を受けた女性は米カリフォルニア州からの訪問客で、助け出された後、病院へ搬送された。噛まれたとみられる傷痕ができ、強い精神的な衝撃を受けているという。
消防隊は溺れる騒ぎが発生したとの通報で出動していた。女性はラハイナの宿泊施設から約100ヤード(約91メートル)離れた沖合で泳ぎに興じていた際に襲われたとみられる。近くにいた女性の同行者が海中でひれを目撃し、サメに噛まれたと報告していた。
この騒ぎを受けマウイ島西部の海岸沿いで安全対策の監視作業を実施、遊泳客やサーファーには海に入らないよう警告した。サメ出没を知らせる掲示板も立てられたという。
同州の行政当局によると、サメに噛まれる確率は100万回に1回以下となっている。