エチオピア軍、州都制圧 アビー首相「作戦完了」宣言

By | November 29, 2020


【写真】エチオピアのアビー首相

 ロイター通信が伝えた。政府軍は26日に「最終段階」の攻撃に乗り出していた。

 アビー首相は「空港や公共施設、地域の行政機関、その他の重要施設を管理下に置いた」と述べた。政府軍は28日、メケレに対する攻撃を開始。国営テレビによると、政府軍は同日夜までにメケレを全面的に押さえた。TPLF幹部の拘束に向け、捜索が行われている。ただ、現地では通信が遮断されており、独立した情報源による情勢確認は困難な状況だ。

 TPLF指導者のデブレツィオン氏はロイターに「(政府軍の)残虐性は最後まで侵略者と戦うわれわれの決意を強めただけだ」と述べ、抗戦を続ける考えを強調した。消息筋の間では、TPLFが山岳地帯に退却し、ゲリラ戦を仕掛ける可能性が指摘されている。

 アビー首相は、TPLFがティグレ州の政府軍拠点に攻撃を仕掛けたとして、11月初旬に同州に非常事態を宣言し、空爆を伴う軍事作戦が始まった。1カ月近くにわたる戦闘で数千人が死亡したとみられている。また、隣国スーダンに約4万3000人が難民となって押し寄せ、人道危機への懸念が深まっていた。

 アビー首相は、隣国エリトリアとの紛争終結などの功績で、昨年ノーベル平和賞を受賞している。 



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