政権対検察、深まる対立 「忠誠」なき検事総長排除 韓国

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政権対検察、深まる対立 「忠誠」なき検事総長排除 韓国

 秋美愛法相は24日、尹錫悦検事総長の職務執行停止を命じた。尹氏はこれに反発し、裁判所に命令の執行停止を訴えた。「検察改革」で権限縮小を図る文政権は、政権幹部への捜査をいとわない尹氏の排除をもくろむが、秋氏の強引な手法に現職検事や世論の批判が高まっている。

 「検事総長の不正容疑が非常に深刻で重大であり、職務執行停止を命じた」。秋氏は24日の記者会見でこう説明した。尹氏は発表直後、「一点も恥じることなく職務を果たしてきた」と反論し、翌25日には命令の執行停止を求める訴えを裁判所に起こした。

 時の政権が尹氏の排除を試みるのは少なくとも今回が2度目。前回は朴槿恵前政権下で、ソウル中央地検の検事だった尹氏が2012年に朴氏が勝利した大統領選挙をめぐる不正疑惑に関連した捜査を本格化しようとしたところ、政権が尹氏を捜査から外した。

 文大統領は17年5月、地方にいた尹氏を呼び戻し、ソウル中央地検トップに抜てき。朴氏をめぐる国政介入事件の捜査に当たらせた。文氏が掲げた過去の政権で積み重なった不正をただす「積弊清算」を体現したのが尹氏だった。

 「権力に振り回されず、人に忠誠を尽くさない姿勢」(文氏)を評価し、文氏は昨年7月、尹氏を検事総長に任命。だが、尹氏はその言葉を守るように文氏の最側近で検察改革の旗振り役として法相に任命された※国(※恵の心が日)氏に関わる不正疑惑の捜査を開始。※氏は法相辞任へと追い込まれた。

 「元大統領2人、元最高裁長官を拘束しても、国民が検察に絶対権限を与えたわけではない」。秋氏は27日にこう表明し、懲戒手続きを粛々と進めていくと強調した。しかし、その言葉からは絶大な権限で政権の不正を追及してきた検察当局への畏怖がにじむ。

 裁判所は30日、職務停止命令の執行停止をめぐる審理を始める。26日発表の世論調査では、秋氏の命令を評価しないとの回答が56.3%で評価するの38.8%を上回った。秋氏への風当たりが強まる中、尹氏を登用した文大統領は沈黙を貫いている。 

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