新型コロナウイルスワクチンを開発している海外の製薬企業がすべての国に「副作用免責」を要求していると防疫当局が明らかにした。
中央防疫対策本部のイ・サンウォン疫学調査分析団長は3日にオンライン会見を通じてこうした事実を公開した。
イ団長は「免責要求は韓国だけでなくすべての国に共通して要請されている。疾病管理庁と食品医薬品安全処はワクチンの有効性と安全性確保に向けた手続きをまとめ、できるだけ良い交渉を通じてこれに対する懸念がないようにしたい」と話した。
イ団長は「通常ワクチンが完成するまでには10年以上の時間がかかり、開発よりもこれを検証するのに時間が必要だが、いまはこの期間が1年に短縮された。長期間にわたり検証されたワクチンよりは有効性と安全性に対する懸念が多くなるほかない」と指摘した。その上で「ワクチン承認に関連した事項は食品医薬品安全処で審議している。疾病管理庁も食品医薬品安全処と協力し精密ながらも迅速な手続きを用意するようにしたい」と強調した。