[ミラノ/アムステルダム 4日 ロイター] – 伊航空大手アリタリアとフランス・オランダ系の航空大手エールフランスKLMは4日、新型コロナウイルス検査の陰性反応を条件とした欧米間の旅客便運航を月内に開始すると発表した。
アリタリアはローマとニューヨークをつなぐ旅客便を8日から、
エールフランスKLMはアムステルダムとアトランタをつなぐ便を米デルタ航空との提携の下で15日から週4便運航する。
イタリアでは保険省が先月末、旅客が搭乗の48時間以内、もしくは搭乗前に空港で受けたコロナ検査で陰性を示すことを条件に、ローマと一部の米都市との間の旅客便運航を認める措置を発表。来年2月15日までの時限措置となる。
米国から到着した旅客はイタリアで再度検査を受け、陰性なら14日間の自主隔離義務が免除される。一方、イタリアから到着した旅客は米国内で政府が定める期間の自主隔離が求められる。
エールフランスKLMは、出発5日前のコロナ検査実施を要請。陰性の場合のみに搭乗を認める。アムステルダムに到着した旅客は、到着時に受けるコロナ検査で陰性を示せば、オランダ政府が要請する5日間の自主隔離義務が免除される。
当面は3週間継続し、問題がなければ同方式の運航を他の路線にも拡大する。