世界保健機構(WHO)が北朝鮮で1万8472回の新型コロナウイルス検査を実施したが、これまでに感染事例はないと明かした。
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11日、米国自由アジア放送(RFA)はWHOが去る9日、新型コロナウイルスの状況を総合した「南-東アジア地域の新型コロナウイルス週間報告書」を引用し「北朝鮮が去る3日を基準に新型コロナウイルス検査のため9373人から試料1万8472回を採取し、リアルタイム遺伝子増幅(RT-PCR)検査を実施した結果、全てが陰性判定を受けた」と報道した。
これは、前回の状況報告書で11月25日を基準にサンプル1万6914回を検査したと明かしていたものよりも、回数が1558回増えた数値だ。
報告書は、検査を受けた9373人のうち約半数に該当する4275人は、重症急性呼吸器感染症やインフルエンザ類似疾患のケースだったと説明。また、隔離期間中に発熱の症状が出た患者も含まれたと伝えている。検査を受けた残りの人については検疫所に勤務、またはサンプル採取・検査に関わる保健関係者だった。