
生活用品専門店「ダイソー」で、5000ウォン(約480円)で販売されている「ベビーバス」から基準値の612倍を超える環境ホルモンが検出された。インターネット上の母親向けコミュニティー・サイトを中心に、メーカーを相手取った集団訴訟の動きまで起こっている。
■子どもが住みやすい国8位は韓国、日本は?
産業通商資源部(以下、産業部)国家技術標準院は10日、「テヒョン化学工業が製造した『ベビーバス・コスマ』の排水口の栓から基準値の612.5倍を超えるフタル酸系可塑剤の成分が検出された」として、メーカーに対しリコール命令を下した。この製品は昨年10月からダイソーで「水が抜けるベビーバス」という名前で販売された。シンクにぴったりのサイズで、コストパフォーマンスがいいことから大人気となり、ネット上の母親向けコミュニティー・サイトでは「国民ベビーバス」とまで呼ばれていた。フタル酸系可塑剤はプラスチックを柔らかくする時に使う化学添加剤だ。長期間さらされれば肝臓損傷や生殖機能低下を引き起こす可能性がある。