[東京 11日 ロイター] – 加藤勝信官房長官は11日の閣議後会見で、政府が観光支援策「GoToトラベル」の運用一時停止の検討を始めたなどとする一部報道について「政府として、報道されているようなことを検討している事実はない」と述べた。GoToトラベルについては「引き続き感染拡大の防止に努めながら適正な運用に努力をしていきたい」と語った。
日本テレビが11日、政府がGoToトラベルの運用を年末年始を含む2カ月間一時停止し、その分期間を延長する案を検討していると報じていた。
日本学術会議の会員任命拒否を巡る問題で、内閣府が提出した新資料に手書きで「外すべき者(副長官から)」と記載されていたことについて長官は、「99人を任命し、6人を任命しないとの総理の判断が内閣府に伝えられ、それを事務方が記録したもの」と説明した。
(杉山健太郎 内田慎一 編集:田中志保)